海外進出ならアメリカ!その理由と利点を探る

アメリカはつねに海外進出先の筆頭に挙げられる国です。

中国をはじめとしたアジア各国が進出先の候補として注目度を高めているなか、アメリカにはどのような魅力・利点があるのか?

憧れだけではないビジネス上の具体的な利点について見てみましょう。

ブランドだけでなく実利を得てこその成功戦略を

多くの日本企業にとって海外進出、とくにアメリカ進出は憧れ・夢といってよいでしょう。

アメリカ進出を果たしただけでもハクがつきますし、企業のブランドイメージを高める強力な材料になります。

しかしもちろん進出して満足ではなく、あくまで業績を上げて、あわよくば本国を上回る結果を出してはじめて進出が成功したことになります。

それを実現するためにはアメリカ進出の魅力や利点を客観的に把握したうえで現実的な視点・決定で準備を進めていくことが必要です。

最大の利点は「市場規模」!

ではどんな利点があるのか?

例えば人件費の視点で考えれば断然アジア諸国、とくに東南アジア諸国のほうが適しています。

業種によっては日本以上に高い人件費の負担を必要とされるでしょう。進出のコストそのものもアジア諸国に比べると高く付きます。

それを上回る利点はどこにあるのか?

最大の利点はやはり市場規模の大きさと成長の余地でしょう。

世界最大の市場のひとつであることはもちろん、グローバルな市場が形成されている点でも他に類をみないのがアメリカ。

日本企業でもやり方ひとつでこの巨大市場で足がかりを掴んで成功するチャンスはいくらでもあります。

もうすでに巨大化しすぎて成長の余地がない印象もありますが、実際にはまだまだ伸びしろは十分にあります。

経済力が衰えなければ購買力も衰えませんし、何よりも労働力の再生産が非常にうまく行っている国です。

日本は少子高齢化が進み労働人口の減少が進んでいますし、あの中国でさえ減少傾向が見られます。

それに対してアメリカでは移民も多いこともあって労働人口の減少のリスクは見られず、若い労働力を積極的に活用できる利点もあるのです。

若い働き手がいれば当然市場も活性化し、どんどん伸びていく。

そんな好循環がこれからのアメリカにも期待できるわけです。

製造業が活発化しているアメリカ

製造業が活発化している現状もアメリカ進出の利点になります。

日本では先述した人件費の都合で東南アジアや中国に製造拠点を置く企業が増えていますが、アメリカではオバマ政権の頃から自国での製造業の活性化を積極的に行っており、世界各国の製造拠点が作られるようになっています。

人件費が少々高くなる一方、開発・製造・販売をアメリカでまとめて行うことができるコストダウンの効果があるため、むしろ負担が少なくなる面もあるのです。

なにしろ巨大市場ですから、アメリカ国内で原料の調達から製造・販売までをうまく回すことができれば大きな利益を上げることができます。

得たものを日本にフィードバック

そして何よりアメリカで得た利益、さらにはノウハウなどを日本にフィードバックすることで国内事業の活性化にも役立てることができます。

このように「アメリカンドリーム」とは別に現実的な視点から見ても日本企業にとってアメリカ進出は非常に大きな魅力を現在でも持ち合わせているのです。

アメリカ進出をもっと簡単に…「ターンキーM&A」

今も人口増加を続けるアメリカ市場は大変魅力的。日本からのアメリカ企業M&Aも加速を続けています。

しかし国際間の取引には国内では想像できないようなリスクも存在するため、大きなハードルを感じている企業も少なくありません。「ターンキーM&A」は、そんな国際間ギャップを低減し日本企業のアメリカ進出をより身近なものとします。

海外進出時の異文化リスク、人材リスク、継承リスクなど様々な問題を低減します。
今後の事業戦略の選択肢のひとつとしてお留め置きください。