日本の外国人観光客受け入れは2021年春から?

新型コロナウイルスの影響により、日本は今春から外国人の受け入れを制限してきました。現在では、入国拒否の国と地域の数が159にものぼるほどです。

在留資格のある外国人や一部のアジア地域に対しては、少しづつ緩和が始まっている一方で、観光客の受け入れについては未だ公式に言及されていないという状況が続いています。

そんな中、ジャパンタイムスにて下記の報道がございました。

The government is considering ways to lift its entry ban on foreign tourists with the coming of the Tokyo Olympic and Paralympic Games, which were postponed to the summer of 2021, according to government sources.

Japan is expected to set up an exclusive consultation center for foreign tourists who are suspected of having been infected with the new coronavirus and ask tourists to provide information on their health condition via a smartphone app, government sources said.

The government may start these measures as early as next spring, the sources said.

(訳)

政府筋によると、政府は、2021年夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、外国人観光客の入国禁止を解除する方法を検討している。

日本は、新しいコロナウイルスに感染した疑いのある外国人観光客専用の相談センターを設置し、スマートフォンアプリを介して健康状態に関する情報を提供するよう観光客に求めることが期待されている。

政府は早ければ来春にこれらの措置を開始するかもしれない、と情報筋は言った。

The Japan Times

公式のソースではない為、どこまで信憑性のあるものかは不明ですが、東京オリンピックの開催時期を考えると、すでにその対策は始まっていて内部的に暫定日程が設定されていてもおかしくはないでしょう。

2020年10月現在、新型コロナウイルスの脅威は未だ続いておりますが、その中で日本が自国経済と世界の動向、国民感情など様々な視点や意見に対してどのように折り合いをつけていくのか。

いずれにしても出入国の問題は、国際間またはアウトバウンド・インバウンドでビジネス活動を行うものにとっては重大事項である為、最低限見通しだけでも明確になってくれることが望まれます。