海外進出のリスクと問題点
海外進出には「様々なメリット」があります。
しかしその一方で、問題点やリスクも国内経営には無いものが発生し得ます。
予め調査・検証しておかないと思わぬトラブルが発生したりもします。
目次
1.進出国の法律・会計基準の違い
海外進出先で日本と同じ事業を行なおうとしても法律の違いで制限がかかったり、営業の許可を取得するのに難儀したりする場合があります。
また、会計の基準がそもそも違うので、あらかじめ想定し調査しておかないと意外な程の税金が発生し利益を食われるなんて可能性も有ります。
2.現地国籍を要する手続きの問題
例えば日本国内においても「お金を借りる」際などは、外国籍の方にはハードルが高かったりします。
海外でも同じことで、資金調達の他、不動産の保証人、銀行口座の開設、法人登記などビジネスを行う上での手続きに、
現地国籍でないと制限がかかってしまうなどの問題があります。
3.従業員雇用・育成の問題
現地にて従業員を雇用する場合、進出先国にもよりますが、そもそも日本とは人々の習慣、意識が異なります。
想定したより働いてくれない、経理を任せるのに不安があるなどの問題に直面するでしょう。
また、根本的に言語が伝わりにくいということで、仕事を覚えるまでの段階においても時間がかかるケースが多いようです。
4.進出国の経済状況悪化リスク
新興国の経済は活気が感じられ、現状の日本よりは非常に魅力的に映ります。
しかし、正直経済は一寸先どうなるかはわかりません。
急激に伸びた新興国の分、急激な経済悪化に見舞われる可能性も無いとは言えないのではないでしょうか。
大きなリターンには大きなリスクが付いて回るものなのです。
5.日本企業に対するイメージの問題
未だ記憶に新しい中国・韓国などとの政治的トラブル。これにより進出企業は大きな痛手を負いました。
中国・韓国などは地理的に進出を検討し易い国ではあるのですが、その反日感情の強さというリスクは否めません。
また、反日感情などを鑑みないとしても、全ての国において、同じクオリティ・同じ価格の製品であれば、自国の商品を買いたいという気持はあるのではないでしょうか。
ビジネスが想定していたプラン通り進まないのは実はこういった「感情」面でのリスクが大きく作用しているのです。
但し、上記のうちいくつかのリスクは、海外企業買収により解決されます。
当社では、海外進出をしたいけれども出来るだけそのリスクを押さえたいという方に海外企業買収をお勧めしております。