中小企業のM&Aに対する新型コロナウイルスの影響

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。アメリカのM&A市場にはどのような影響を及ぼしているのでしょう。

下記は、2020年4月26日 コロラド州の現地記事です。

間違いなくコロナウイルスは合併と買収に大きな影響を与えています。数十万のビジネスがビジネスを閉鎖または大幅に削減しました。

多くの取引は保留され、買収計画は削減されており、一部のバイヤーはクロージングテーブルから離れています。
買い手は、損失を最小限に抑え、労働者に賃金を支払い、逃亡したり、解雇したりするのに苦労しているため、自社を調査することを余儀なくされています。

広範囲にわたるロックダウンと現場でのシェルター注文に加えて、対面の接触を防止/制限することに加えて、すべてがM&A活動の遅延の一因となっています。

Dealogicによれば、「第1四半期のM&A活動の価値は、2019年の第4四半期よりも大幅に低く、世界全体で35%、米国では39%減少しました」と投資銀行は結論付けています。

抜粋・翻訳元 https://www.denverpost.com/

新型コロナウイルスはアメリカのM&A市場にも多大な影響を与えています。

さらに今後の展開を以下のように予測しています。

多くのバイヤーは現金に富んでおり、適切な価格でよく経営されている企業を探しています。

今後の取引では、大不況時と同様に、売り手よりも買い手が有利になります。バイヤーは時間をかけて最高の機会を探すことでしょう。

深刻な被害を受けている業界もあれば、 パンデミックの恩恵を受けている業界もあるのです。

当然のことですが、今後は買い手市場となることを予測しています。そのようになれば、日本からのバイヤーもこれまでより有利に交渉が可能となることでしょう。

大多数のビジネスは苦しい状況ですが、世界的な市場の変貌は一部のものにとっては機会増加(chance)となり得るということかもしれません。

アメリカ進出をもっと簡単に…「ターンキーM&A」

今も人口増加を続けるアメリカ市場は大変魅力的。日本からのアメリカ企業M&Aも加速を続けています。

しかし国際間の取引には国内では想像できないようなリスクも存在するため、大きなハードルを感じている企業も少なくありません。「ターンキーM&A」は、そんな国際間ギャップを低減し日本企業のアメリカ進出をより身近なものとします。

海外進出時の異文化リスク、人材リスク、継承リスクなど様々な問題を低減します。
今後の事業戦略の選択肢のひとつとしてお留め置きください。