アメリカスモールビジネスM&A案件の注意点(3)デューデリについて
アメリカでスモールビジネスM&A案件を探す場合には問題点が数点存在いたします。それらを何回かに分けてお届けいたします。
注意点の三つ目はデューデリジェンスです。
デューデリジェンス項目は数百点以上にも上る為、こちらでは特にお気を付けて頂きたいコンセプトを記載いたします。(デューデリジェンスは、士業としてプロのサポートをご利用いただくことをお勧めいたします。)
最重要デューデリジェンス・コンセプト
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売買契約締結後及び支払い後は取り返しがつかない事があってもリセットできない為、基本合意書でデューデリジェンス期間を約束しても期間内にデューデリジェンスが終了しない場合はデューデリジェンス期間の延長をリクエストまたはリクエストが認められない場合は基本合意を破棄する。
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法務・財務・人事・業務の4項目デューデリジェンスを全て別々の士業の先生にお願いする、または4項目全てのプロがいるデューデリジェンス専門業社に依頼する。
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英語の分かるスタッフがデューデリジェンス内容を理解及びリスクを計算できる事を確認する。
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買収成約後の引き継ぎ計画と事業計画もデューデリジェンス項目に含める。
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デューデリジェンスにはコストがかかりますが、デューデリジェンス結果後買収に至らないケースも多くあることを理解する。
上記は一般的な事柄かもしれませんが、是非とも最重要事項としてご利用いただけますと幸いです。