低価格帯M&A案件も多数ある市場
通常、日本国内で想像されるM&Aとは、取引額が数十億円から数百億円という大企業同志が行うものというイメージなのではないでしょうか?
その通りです。
日本国内のM&Aは、非常にクローズな世界で行われる風習がある為、よほど精通した方でない限り非常にとっつきにくいものとなっています。
その点、アメリカの市場は巨大でオープンです。起業家・企業家たちもM&Aを身近にある存在ととらえています。
市場が大きいから、当然安い案件も多い。
アメリカ市場では価格5億円以下のものも多数存在し、日本M&Aにしては考えられない低価格でも良質案件が売りだされ、大企業でなくとも、中小企業でも参加しやすいものとなっているのです。
例えば不動産をイメージしてみてください。
日本国内の不動産流通については、大手不動産ポータルのWEBサイトに数千もの仲介業者が物件登録を行い、ユーザー自身で大規模なデータベースから希望の物件を検索できます。また、仲介業者同士も指定流通機構(レインズ)を通して相互に情報を共有しており、広く物件が流通されるシステムが出来上がっています。
米国のM&A市場のイメージは、そんな日本の不動産市場に近しいものがあるのです。