買収成功の確率を上げるために考えるサポート戦略

目次

当社が考えるM&A成功戦略

当社及びマネジメントスタッフは、継承作業や買収主のその後の事業運営までを見据えた提案を行います。(経営フェーズのサービス

成功させるための考え方の一つとして、下記にてアメリカでのスモールビジネスの特徴を参考にご紹介いたします。

アメリカスモールビジネスの特徴

まずは、下記のデータをご覧ください。
こちらは、アメリカ・スモールビジネス白書よりのデータです。(アメリカ中小企業庁・国勢調査・インクマガジンより情報を得ています。)

 アメリカ中小企業(零細企業を含む)プロフィール
  1. 93%が年商$250,000以下
  2. 57%が年商$25,000以下
  3. 51%がSOHO(自宅オフィスなどのマイクロビジネス)
  4. 63%が従業員0人
  5. 成功率:創業年数でなくなる可能性
     (ア) 1年目 85%
     (イ) 2年目 70%
     (ウ) 3年目 62%
     (エ) 4年目 55%
     (オ) 5年目 50%
     (カ) 6年目 47%
     (キ) 7年目 44%
     (ク) 8年目 41%
     (ケ) 9年目 38%
     (コ) 10年目 35%
  6.起業の失敗率 91%

つまり、アメリカでは、極小規模な事業が生まれる割合が非常に高い半面、そういった極小規模事業は開始数年以内には大概失敗に終わっていくのだということがうかがえます。

ビジネス失敗の主な原因

次に、その主な失敗理由の統計です。

 主な事業失敗の理由
  1. 経験不足
  2. 資金不足
  3. 場所(店舗ロケーション選択ミス)
  4. 在庫管理能力不足
  5. 過剰投資
  6. 買掛金管理不足
  7. 会社資金の私物化
  8. 予想外の高成長率
  9. 競争
  10. 売上不足
  11. 人材不足

失敗理由の1位~4位までは、いわゆる創業時のミスが原因であると見て取れます。

つまり、失敗する企業は、開始時点で失敗すべくして失敗しているということになります。

これを踏まえたビジネス成功に向けたサポート戦略

我々の考える成功の戦略は、「失敗の確立を可能な限り下げる」ことにあると考えます。

つまり「失敗しないことが成功である」と捉えます。

M&A買収という戦略を用いることにより、ゼロからの立ち上げでの未知数な部分が大分排除されます。完全なる実績精査ができた場合、買収ただそれだけで前項の1~4位の失敗理由を突破し、失敗の可能性を大幅に軽減できるということになります。

さて、そうなるとデューデリジェンスにおいてどれだけ正確な精査ができるかということが成功のポイントとなります。

我々はこれまでの経験則から、アメリカM&A市場において「正確なデューデリジェンスが成されやすい条件」として下記を厳選基準として用いています。

 案件厳選基準
  1. 買収価格$500,000以上(資産+のれんの目安) 
  2. 年商$1,000,000以上 
  3. 従業員3名以上
  4. 営業年数5年以上
  5. 過去3年以上営業利益黒字

当社は、クロスボーダーM&Aのプロフェッショナルとして、クライアントにはより実績精査し易い案件=成功確率が高い案件をご紹介していきます。

当社の思い

映画「マネーボール」をご存じですか?
彼らは「負けるのは何よりも嫌いだ」という発言とともに、華やかなプレイよりも緻密なデータに基づき選手たちをベースへ走らせ点を取ることを第一戦略としました。
当社が提案するアメリカ黒字会社買収の戦略も映画マネーボールのゼネラルマネージャーの戦略に似ています。

まずは、起業の失敗率91%を徹底的に減らすため、上記基準を抑えます。

あとは、開業時に因らないその他の失敗理由を、弊社パートナーがクライアントと共にことごとくなくしていきます。

華やかな運営にはなりませんが、点を取ることを成功とし、ここに集中したサポートをいたします。

(注:販路拡大・工場買収・その他資産購入等で利益以外を目的とされるM&Aの場合は、この限りではありません。)